シャロー(シャロースイング)で打つという意味

シャロースイングは、未だに人気ですね。最近のゴルフスイングの中でも、かなり強いトレンドとなってるような気がします。さてさて、シャロースイングの本質を見極めないと間違った概念を覚えてしまいます。

 

クラブを寝かせるのがシャロースイングではない

シャロースイングというと、GGスイング、マシュー・ウルフのスイングのようにクラブを寝かせるような動きがシャロースイングだと思い込んでる人は少なくありません。実際のところシャローにしようとすると、クラブが寝て入ってくるので、極端に判りやすくシャローをシャドースイングすると、必ずクラブを寝かせようとします。

払い打ち

たしかにシャローに打つ(入射角を緩やかにする)ためには、クラブを寝かせる必要があります。もし、入射角を緩やかにするだけであれば、払い打ちで十分なはずです。払い打ちは、ボールを横から打つイメージとなりますので、ボールが捕まりやすくなりますし、スピン量を減らしやすくなります。

クラブヘッドを低く、長く、飛球線に向けて出せれば、方向性が良くなりますし、スピン量が減らせますし、無駄な挙動を抑えて打つことができます。

インサイドから打つ

シャロースイングの特徴的な動きとしては、クラブが寝てきますが、それは強い下半身から始動した結果であり、腕とクラブが身体に巻き付いて、かなり内側から打つことができます。これにより、シャローに打つことができます。

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つまり、シャローで打つというのは、インサイドから打つことであり、手元よりもゴルフクラブヘッドが外側を通ってきます。シャロースイングは、ゴルフボールに対して上から打とうとしたり、アウトサイド軌道になりやすいゴルファーに向いている打ち方と言えます。シャローで打つことで、適切なスイング軌道となり、内側からクラブを入れていくことが可能となります。

テーラーメイドの Maria Fassi(マリア・ファッシ)のスイングがとても参考になります。とてもシャローに打ててますが、クラブをわざと寝かせてる感じはありますが、基本的にはインサイド(内側)から、しっかりとゴルフクラブを振ってきます。

もともと、アドレスしたときのライ角がフラットになっており、それよりも内側を通るようなスイング軌道を目指してるので、かなりフラットでシャローとなります。見た目的には、スイング軌道がフラットとなるので、クラブが寝てるように見えますが、下半身をしっかり使って、腕とクラブが身体に巻き付くことで、インサイドから打ててます。そのため、テイクバックの軌道よりも内側を通るので、強烈なインサイドとなり、シャローで打ててるということになります。

 

シャロースイング(シャローに打つ)の特徴

昨今、シャローに打つ、シャロースイングがトレンドとなっており、人気があります。ゴルフスイングもトレンドがあり、流行り廃りがあります。だからこそ、様々なゴルフスイング理論が存在するのだろうと思われます。

シャローで打つ場合の特徴的な動きとしては、ヒンジがあります。
トップでは、右手首を背屈させて、ヒンジを入れます。
ヒンジ打法というゴルフスイング

 

シャロースイング

さて、シャロースイングですが、基本的には従来のスイングプレーンよりも、クラブヘッドが内側を通ってきますので、クラブシャフトは寝かせた状態で下りてきます。ゴルフボールに対しては、横から、緩やかな角度でインパクトします。そして、シャフトのトルクが活かされて、ボールがつかまって、ドローボールが打ちやすいです。

この打ち方を流行させたのは、マシュー・ウルフですね。
そして、GGスイングです。

たまたま、マシュー・ウルフがGGスイングを習得してたということもあり、GGスイングがトレンドとなりつつあります。そして、マシュー・ウルフのスイング(GGスイング)の良いところを取り入れようとする人が増えてきました。

が、マシュー・ウルフ(GGスイング)は、シャロースイングと位置づけられており、バックスイング時の軌道よりも、ダウンスイングではかなりインサイド(内側)からクラブが下りてきます。

 

マシュー・ウルフ(GGスイング)のスイング

マシュー・ウルフのスイングは、たしかにシャローに下りてきます。が、もともとテイクバックでは、ゴルフクラブ(腕)をかなり外側に向けて上げてきます。左脇を締めたまま、クラブフェースを閉じるように、左肩を下に向けるように縦に回旋させます。そうすることで、ゴルフクラブと腕は縦に上がります。

 

ダウンスイングでは右脇を締める

ダウンスイングからは、右脇が締まって、ゴルフクラブと腕が身体に巻き付いて、かなりインサイド(内側)に引かれます。

右脇を締めるというよりは、右脇が締まるという感覚です。ダウンスイングでは、下半身から始動していきますので、動き出した下半身に後から上半身がついてくるので、右脇が締まって、身体に腕が巻き付いていきます。

ゴルフクラブを上げてから、ハーフウェイダウンまでは、クラブヘッドの重さを効かせて、振り子の運動で下ろしてきてます。かなり、強い脚力でダウンスイングを始動させると、自然と腕が巻き付きやすくなり、ゴルフクラブが寝る(シャロー)ような動きが顕著となります。

テイクバックの時の軌道とダウンスイング時の軌道を比べると、ダウンスイングの方がインサイドなので、視覚的にはかなりシャローになってるように感じます。

 

ループスイング、8の字スイングと同じ?

さて、マシュー・ウルフのスイングが本当にシャローなのかどうか、判断は難しいところですが、視覚的にはシャローとなってます。昔でいうところのループスイングのような感じでしょうか。ループスイングというのは、8の字スイングです。上げるときに、少し外側に向けて上げて、ダウンスイングはインサイドから下りますので、8の字スイングになります。

マシュー・ウルフのスイングに関しては、シャロースイングというよりは、ループスイング(8の字)に近いイメージがあるのではないだろうかと考えてます。

 

ゴルフクラブの進化とシャロースイング

ゴルフクラブの進化に伴ってゴルフスイングも進化してます。

最近、よく言われてるシャローに打つという、入射角が緩やかな軌道で打つゴルフスイングは、まさしく進化した現代的なゴルフクラブに合った打ち方であると言えます。

シャローで打つというスイングが何故か流行してますが、意外と昔から打ち方であり、長さのあるウッド系のクラブ、ドライバーなどはシャローで打った方が効率よく飛ばせます。

クラブヘッドがゴルフボールに対してレベルで、入射角度が緩やかにコンタクトするのでスピンコントロールしやすく、スピンが減らせますし、ボールを捕まえて飛ばすことが可能となります。

 

シャローで打つ

シャローで打つという意味は、払い打ちのこと?
上から打ち込まない打ち方?
もしかしたら、払い打ちのこと?

現代のゴルフスイングは、基本的に円弧を描くような動作をしており、極端に上から打ち込むような打ち方は少なくなってきてます。

特にドライバーの場合、低重心化が進み、誰が打ってもバックスピン量が減らせる構造となってきました。バックスピン量を減らせれば、キャリーアップ(飛距離アップ)ができます。もともと、低スピンなボールが打てるのに、わざわざバックスピン量が増えやすくなるような打ち方をする必要はありません。

ゴルフボールに対して、入射角が緩やかに打ちます。
すなわちシャローに打つというスイングが求められてるということになります。

 

ライ角が56度のドライバー

テーラーメイドのドライバーを引き合いに出しますが、テーラーメイドの2020年 最新モデルの SIMシリーズのドライバーのライ角は、56度です。今までは、ライ角58度が多かったのですが、56度という、どちらかというとフラットなライ角となりました。

数年前は、ボールを捕まえるために、ドライバーでもアップライトにして、ライ角60度くらいのドライバーが他メーカーから発売された時期もありました。

が、最近はフラットなライ角となってきてます。
そして、シャローに打つスイングが主流となってきており、ゴルフクラブの進化とゴルフスイングの進化がシンクロしています。

フラットなライ角のドライバーをアップライトで打つ必要はありません。入射角が緩やかなシャローで打つ方が理に適ってると言えます。入射角が緩やかということは、ライ角がフラットになってるということです。

 

入射角が緩やかな方がスピンを減らせる

そして、入射角が緩やかな方が、バックスピン量を減らして飛ばすことができます。

昔のようにアップライトで、上から打ち込むようなドライバーショットは、あり得ないということです。そして、シャローで打つことが流行ってるというよりもゴルフクラブの進化と共にゴルフスイングが変化してきてると言えます。

タイガー・ウッズもドライバーショット、ウッド系のショットは払い打ちに近いイメージで、あまり上下させずに、自然な円弧を描くように打ってます。
無駄なスピンを発生させずに、ゴルフボールにコンタクトさせてます。

 

シャローに打ってスピンを減らす

最新モデルのドライバーの飛び性能を活かすには、シャローで打つ、払い打ちをイメージする、入射角を緩やかにすることで、ゴルフボールに適切にコンタクトしてバックスピン量を減らして飛ばすことができます。

なので、シャローな打ち方が流行してるというよりも、ゴルフクラブの進化にゴルフスイングの進化が追いついたと言えます。

ドライバーを変更したならば、そのドライバーに打ち方が合ってるのかを確認することも大切です。

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